◇学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(6日、名古屋市熱田神宮西門前スタート、三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)
各校主力のスピードランナーが集った2区は、大会史上に残る高速バトルとなった。1区終了時点で、首位の大東大と19秒差の5位でタスキを受けた創価大の葛西潤(4年)が、31分12秒の区間新記録の快走で首位に立った。2019年大会で東京国際大の伊藤達彦(現ホンダ)がマークした区間新記録を5秒更新した。
創価大の葛西と同タイムの4位でスタートした、駒大のスーパールーキー佐藤圭汰も葛西には競り負けたが、31分13秒の区間新記録の快走。1秒差の2位に順位を押し上げた。
東京五輪3000メートル障害7位入賞の順大・三浦龍司(3年)は、11位から8人(オープン参加チーム除く)のゴボウ抜き。31分27秒の力走で23秒差の3位に浮上した。
大会初出場の創価大のエース・葛西は、中継局の区間賞インタビューで「タイムを狙って走った中で、目標通りに走ることができたので、そこはすごいうれしいなと思います。
(駒大の佐藤に)出雲(駅伝)で、だいぶ大差で負けてしまったのと、今回は11キロの距離で分があるかなと思ったが、何とか勝ち切れたので良かったです。
(創価大は)1区から良い流れでこられていると思うので、楽しんでこの全日本を走って欲しいなと思います」と胸を張った。