【侍ジャパン】西武・森友哉 特大逆転弾 甲斐との正捕手争い 打撃でアピール

スポーツ報知
4回1死一塁、右越え2ラン本塁打を放つ森友哉(カメラ・中島 傑)

◆侍ジャパンシリーズ2022 日本5―4日本ハム(5日・東京ドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」は「侍ジャパンシリーズ2022」初戦となる日本ハム戦(東京D)を行い、栗山英樹監督(61)の初陣を逆転勝利で飾った。

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 4年ぶりとなる侍の重圧を感じさせなかった。「6番捕手」に抜てきされた森は4回、加藤から特大の逆転2ランを右翼席にたたき込んだ。お立ち台では「絶対負けられない。何とか取り返したいと。普段これだけ満員の中で野球をすることはあまりないんで…。土日くらいしか。楽しかったです」と観客を喜ばせた。

 正捕手候補の甲斐を差し置いて、初陣のマスクを託された。「まずは何とか試合を作らないといけない」と緊張していた。受けたことがない石川、高橋宏をリードし「あらためて大変さがわかった」と安堵(あんど)の表情だった。

 19年に首位打者に輝くなど、捕手の中で打撃は別格。この一発で、攻撃的なオーダーを組む場合「捕手・森」の選択肢は確実に栗山監督の頭の中に刻まれた。森は「自分が活躍したうんぬんより、代表の初戦で勝てたことが一番うれしい」と、捕手としての責任感をにじませた。

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