J1ジュビロ磐田は5日にホームで16位・京都と最終戦(午後2時、ヤマハ)を行う。渋谷洋樹監督(55)は「我々の意地を見せたい」と清水への“援護射撃”にもなる勝ち点3を誓った。
磐田の勝利が県内ライバルへの“アシスト”となる。4日の全体練習後(完全非公開)にオンライン取材に応じた渋谷監督は「勝利するということは我々の意地。来年につながるゲームをする」と気合を入れた。
前節のG大阪戦(0●2)に敗れ、J2降格はすでに決定した。それでも静岡から史上初のJ1消滅だけは避けたい。3月5日のアウェー戦(4〇1)で圧勝した京都は、現在J1参入プレーオフ出場圏内の16位。自動降格圏内17位・清水が来季J1で戦えるかは、磐田が京都に負けないことが絶対条件だ。渋谷監督は清水への“援護射撃”については一切触れなかったが、今季初の同一カード(敵地&本拠地)連勝へ「最初から先制点を奪うアグレッシブな戦いを意識する」と意気込んだ。
先発は「今までのメンバーと新しいメンバーを融合する」と話した指揮官。イレブンには「勝利して我々の力を見せることが使命」と訴えた。“消化試合”ではなく、未来のクラブのために、さらには「サッカー王国・静岡」の威信を懸けて、本拠地で今季ラストゲームへと臨む。