広島の黒原拓未投手が4日、広島・廿日市市の大野練習場で契約更改交渉に臨み100万円ダウンの年俸1400万円でサインした(金額は推定)。
昨秋ドラフト1位左腕は1年目の今季12試合0勝0敗1ホールド、防御率6・52だった。「(球団から来季は)『しっかり1軍でバリバリ投げて活躍できるようになっていこう』と言われました。前半ちょっとだけ投げましたけど、ほとんど何もできていない。活躍は全くできず、納得いくものでは全くなかった来年こそはしっかりと力になれるようにしたい」と力を込めた。
5月5日に出場選手登録を抹消された後、上半身のコンディション不良の影響で2軍戦でも登板がないまま1年目を終えた。10月下旬に立ち投げを開始し、同31日に捕手を座らせての投球を行ったという。「状態は良くなってきた。(来春キャンプには)間に合いそうだと思いますし、間に合わせるつもりでずっとやっている。そういう意味では時間はかかったですけど、順調ではあると思う」と前を向いた。
リハビリ期間についても、今はプラスに捉える。「野球ができないことに対してもどかしさみたいなのはありました。けど、これも次の成長するための我慢の時期だと思ってやってました」と苦悩を糧に来季の飛躍につなげる。