【箱根への道】インカレ1万M日本人1位の関大・亀田仁一路、来年の箱根予選会「個人的には出て戦いたい」

スポーツ報知
関大の構内を黙々と走る亀田仁一路(カメラ・岩田 大補)

 24年1月2、3日の第100回箱根駅伝は、全国の大学が参加可能となった。地方大学にとって距離の長い21・0975キロのハーフマラソンで競う23年の予選会通過は厳しく、参加に向けてもさまざまな難題が存在する。関東以外の大学で歴代最多3度の出場を誇る関大に現状を聞いた。9月の日本インカレ1万メートルで日本人トップの4位に入った亀田仁一路(じんいちろう、3年)は「個人的には出て戦いたい」と、92年ぶり4度目の箱根出場へ熱い思いを語った。

 関西屈指の学生ランナーは、来年、全国の大学が参加可能になった予選会を最上級生で迎える。亀田は「歴史の深い大会に関わる機会を頂けたのは光栄。日程的に慎重に考える必要がありますが、個人的には出て戦いたい」とうなずいた。兵庫出身の21歳も幼少時からテレビで箱根を毎年観戦。「親戚と正月に『大きくなった時に出られたら』と話していた」という。

 姫路商時代には、東洋大・菅野大輝と同学年で5000メートルは14分25秒。関東の大学からも誘いを受けた。「関東に進んでも、実力的に箱根に絡めるのは4年生の一発勝負。ある程度、自分の考えで陸上をやらせてもらえる」と関大を選択。コロナ禍で自ら創意工夫して練習を積み、全国区の選手へと成長した。今年9月の日本インカレ1万メートルで一躍脚光を浴びた。1月の箱根駅伝9区区間新記録で大会MVPの青学大・中村唯翔(4年)を終盤振り切り、28分49秒45で日本人トップの4位。「関東、関西は気にしていなくて、速い選手に勝ちたい。自分も五輪や世界陸上に出たい」とマラソン日本代表入りの夢を抱く。

 10月の箱根予選会は生配信で、中学時代から競ってきた東海大のエース・石原翔太郎(3年)の走りに注目した。「自分たちも、もしかしたらと思いました」と下馬評を覆し、55年ぶりに出場権を得た立大に勇気をもらった。ハーフマラソンは1年時に1度走り1時間5分44秒。「来年までに日本学生記録(1時間0分40秒)を狙える力はつけたい」と意気込む。「前回は同学年の中大・吉居君が単独走で区間新。1区であの記録を超えたい」と明確な目標も見据えている。

 ◆亀田 仁一路(かめだ・じんいちろう)2001年8月28日、兵庫・たつの市生まれ。21歳。関大社会安全学部安全マネジメント学科3年。中学で陸上を始め、姫路商3年時に県大会5000メートル8位。大学では2年時に関西インカレ1万メートルで優勝、全日本大学駅伝は日本学連選抜1区で区間6位。今年の出雲駅伝1区16位。5000メートル13分51秒87、1万メートル28分39秒46は関大記録。172センチ、55キロ。家族は両親と弟2人。

スポーツ

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×