【巨人】宮本和知さん、大勢は侍ジャパンでも十分通用する 「フォースラ」は右打者に有効

10月27日の日本製鉄かずさマジックとの練習試合で、国際球を使って登板した大勢
10月27日の日本製鉄かずさマジックとの練習試合で、国際球を使って登板した大勢

 投手は、ボールの大きさは同じでも革質などに違和感を覚えると、変化球の変化が違ってきたりする。その中で、大勢がメジャー球で投げるフォークはNPB球よりスライドしながら落ちる。メジャー球には慣れていくしかないけど、スライドしながら落ちるフォークを無理に直す必要はないと思うよ。

 右投手のフォークは、左打者の外角にやや逃げながら落ちるのが一般的。メジャー球での大勢のフォークは右打者に対しては外に逃げていくから問題ないとして、左打者に対して中に入ってくることになる。対左打者では、今まで以上に高さに注意する必要があるね。

 侍ジャパンでの起用法は、一番後ろでいいと思うよ。もちろん、セットアッパーでも十分にやれる。ただ、1年目で、9回に固定されていた投手だから、展開次第で「8回かもしれないし、9回かもしれない」といった起用法はダメ。「8回行くぞ」で8回途中から登板するのはOK。「どちらのイニングに投げるか分からない」では、大勢という選手の良さを殺してしまうので、ぜひ投げるイニングを決めて使ってほしいね。(スポーツ報知評論家・宮本和知)

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