【巨人】長野久義がトレードで電撃復帰 FA人的補償で広島移籍も5年ぶりに古巣へ

スポーツ報知
長野久義

 巨人が、広島の長野久義外野手(37)をトレードで獲得することが2日、分かった。交換要員は発生しないとみられる。関係者によれば、慣れ親しんだ「GIANTS」のユニホームで残りの現役生活を全うさせたいという両球団の親心が合致し、5年ぶりの電撃復帰という形になったもようだ。

 長野は06年(日本ハム)、08年(ロッテ)と2度のドラフト指名を断り、09年ドラフト1位で念願の巨人入りを果たした。ルーキーイヤーの10年は新人王を獲得し、翌11年に首位打者。12年にはチームメートの坂本と最多安打のタイトルを分け合い、12~14年のリーグ3連覇に主力として貢献した。だが、4年連続V逸に終わった18年オフに、巨人はFAで丸を獲得。その際、28人のプロテクトから外れていた長野が人的補償として広島へ移籍することとなった。

 新天地では主に代打の切り札として活躍し、20年には代打で打率4割4分と驚異的な勝負強さを見せた。また、同年には菅野から本塁打を放ち、プロ野球39人目の12球団制覇弾となった。今年7月16日の巨人戦(東京D)では、先制V弾&満塁弾の2打席連発。巨人としては痛い2被弾となったが、G党も含め総立ちで沸いたスタンドが、長野の人気を物語っていた。

 12月で38歳になるが、手薄になっている右の外野手としての期待はもちろんのこと、球界屈指の人格者としても知られ、ナインの精神的支柱にもなれる。19年に阿部、21年に亀井が引退し、10年前の黄金期を知る現役野手は坂本のみ。伝統球団の重みを一身に背負って戦ってきた大黒柱のサポートも、若い頃から苦楽をともにし、切磋琢磨(せっさたくま)してきた長野だからこそ務まるはずだ。23年シーズンへ再スタートしたばかりの巨人に、頼りになる男が帰ってくる。

 ◆長野 久義(ちょうの・ひさよし)1984年12月6日、佐賀県生まれ。37歳。福岡・筑陽学園高から日大に進み、2度のドラフト指名拒否を経て09年ドラフト1位で巨人入り。13年の第3回WBC日本代表。19年から広島に移籍。1軍通算1505試合で打率2割8分1厘、157本塁打、590打点。180センチ、85キロ。右投右打。今季年俸1億2000万円(推定)。

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