NPBとJリーグの新型コロナ会議が今季で終了…野々村チェアマン「ひとつのチームとしてやってきた」

スポーツ報知
Jリーグ・野々村芳和チェアマン

 プロ野球(NPB)とJリーグが合同で行ってきた新型コロナウイルス対策連絡会議が、今季で終了となることが決まった。20年3月の第1回から、2週間に1回のペースで行われてきた同会議は、11月28日の第68回で終了となる。Jリーグの野々村芳和チェアマン(50)は「2週間に1回、専門家の先生方の協力を頂いて、色んな勉強を進めてきた。ひとつのチームとしてやってきて、各球団、各クラブで色んなことができるようになった。今季で終了させて頂くことになったが、今後何が起こるか分からないですし、再拡大の可能性もある。引き続き、専門家の先生には協力して頂こうと思っています」と話した。

 新型コロナが拡大をし始めた20年3月にプロ野球とJリーグが共同で対策連絡会議を設置。新型コロナのガイドラインの策定や無観客開催など、様々なテーマを乗り越えてきた。プロ野球の斉藤惇コミッショナー(83)は「最初はJリーグさんと一緒にやろうじゃないかと提案がありまして、びっくりしました。それまでは野球は野球。JリーグはJリーグでやっていた。でも同じようなパンデミックというテーマのもとで、非常にうまくいきました」と振り返った。

 専門家チーム座長の東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は「プロ野球、Jリーグ共に、この2年半の経験を踏まえて、しっかりと管理体制を敷いた上で、観客のみなさんにもご協力いただいて、来年23年度を乗り切って頂きたい。このようなスクランブル態勢は一区切りになりますが、どのようなことが起こるか分からない。専門家チームはいつでも支援できる体制を整えていきたいと思っています」と話した。

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