【オリックス】太田椋、日本シリーズ史上初のプレーボール弾…球団打撃投手の父へ贈る最高の一打

スポーツ報知
1回無死、太田椋は中越えに先制のソロ本塁打を放つ(カメラ・堺 恒志)

◆SMBC日本シリーズ2022 第7戦 ヤクルト4―5オリックス(30日、神宮) 試合詳細 https://hochi.news/npb/main/?bw_pageId=oneball&gameId=2021006303

 「SMBC日本シリーズ2022」第7戦が行われ、オリックスが2敗1分けから4連勝で1996年以来26年ぶり5度目(阪急時代含む)の日本一に輝いた。初回表に太田椋内野手(21)が史上初のプレーボール弾。5点リードの8回に1点差まで詰め寄られたが、逃げ切って昨年シリーズで敗れたヤクルトにリベンジを果たした。

 * * * *

 大一番で球史に名を刻んだ。初回、先頭で打席に入った太田はサイスニードの初球、真ん中低めの145キロをバックスクリーン左に叩き込んだ。「しっかりとしたスイングで『よし、いけるぞ』という雰囲気を作りたかった。自分のスイングができて良かった」。どよめきが起こる中、軽快にダイヤモンドを一周した。

 日本シリーズの初回先頭打者アーチは13人、14度目になるが、初球弾は史上初。さらに95年のイチローの22歳を塗り替える球団史上最年少となるシリーズアーチとなった。高卒4年目、21歳の若武者が大一番で予期せぬ仕事をやってのけた。

 何よりの恩返しとなった。球団打撃投手の父・暁さんはオフの自主トレでも投手を務め、とことんまで付き合ってくれる。「父と同じ球団に入るのを嫌と思ったことはないです」。昨年の日本シリーズ第5戦で適時三塁打を放った際にベンチ裏で号泣した最愛の父に、最高の一打を届けた。

 第4戦にスタメン抜てきされてから4試合連続先発で安打を放ち、シリーズ通算15打数6安打の打率4割。「シーズン中に貢献できなかったのは悔しい。来年は1年を通して活躍できるように」。イチローのど派手なガッツポーズでリーグ優勝を決め、日本一まで駆け上がってから26年。頂上決戦で新たなリードオフマン候補が誕生した。

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×