大野将平、GS東京代表に選出 講道館杯は欠場も鈴木桂治監督「金メダルに近い選手」

大野将平
大野将平

 全日本柔道連盟は30日、来年5月の世界選手権代表の2次選考会を兼ねたグランドスラム(GS)東京大会(12月3、4日)の男子代表を決めた。10月の世界選手権個人戦代表や講道館杯優勝者ら各階級4人が選ばれ、73キロ級は五輪2連覇の大野将平(旭化成)が入った。

 大野は2連覇した昨夏の東京五輪後、4月の全日本選手権に出場したが、自身の階級では試合に出場していない。この日の講道館杯もコンディション不良で欠場していた。全日本男子の鈴木桂治監督によれば、大会後に行われた強化委員会でも選出について多くの議論が交わされたという。

 ただ、選考については東京五輪優勝の実績に加え、講道館杯に出場した各選手の試合内容を踏まえた73キロ級の現状も考慮。鈴木監督は「代表を選ぶ過程で金メダルに近い選手というのが一番」と説明し、「しっかりコンディションを作ってくれると信じて、大野の強さをもう一度GS東京から見せてもらいたい」と期待を込めた。

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