ウルフ・アロン、1年3か月ぶりの実戦は3位「後半は吐きそうになった」もパリ五輪へまず一歩

スポーツ報知
男子100キロ級準決勝で攻められるウルフ・アロン(上)

◆柔道 講道館杯 最終日(30日、千葉ポートアリーナ)

 来年5月の世界選手権代表1次選考会を兼ねて男子7階級が行われ、100キロ級で東京五輪金メダルのウルフ・アロン(26)=了徳寺大職=が昨夏の五輪以来の復帰戦に臨み、3位だった。90キロ級は16年リオ五輪覇者のベイカー茉秋(28)=日本中央競馬会=が決勝で東京五輪代表の向翔一郎(26)=ALSOK=を下して3大会ぶりのV。100キロ超級は高橋翼(21)=国士舘大=が決勝で同代表の原沢久喜(30)=長府工産=を破って初優勝した。

 ウルフは1年3か月ぶりの復帰戦を戦い終えると、疲労感と充実感をかみしめた。5試合中、4試合が延長にもつれ込み「後半は吐きそうになった。しんどかった」とぐったり。それでも「相手も死にもの狂いでやってくる中で、勝負をすることが楽しいなと思った。まだまだ柔道をやっていきたいなと、あらためて感じた」と闘争心が湧き上がってきたことが何よりの収穫だった。

 金メダルに輝いた昨夏の五輪後、復帰戦に予定していた4月の全日本選手権選抜体重別選手権は右足首のじん帯を痛めて回避した。8月のアジア選手権も新型コロナ陽性のため、無念の欠場。試合勘や減量苦も影響し、本来の動きが戻っていない現状を「全然まだまだ」と素直に受け止める。

 優勝は逃したが、12月のグランドスラム(GS)東京大会の出場権は獲得。「1試合挟んだことで、パフォーマンスも変わってくる。今日の負けから目を背けずにやっていく。最終的に五輪2連覇につながればいい」。24年パリ五輪へ、まず一歩を踏み出した。(林 直史)

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