清原和博氏の次男・勝児「力不足」3の0、慶応は専大松戸に延長で敗れ関東大会4強で敗退

スポーツ報知
10回2死、内野ゴロで最後の打者となった慶応の1年生、清原勝児(左)(カメラ・泉 貫太)

◆高校野球秋季大会 関東大会 慶応3―5専大松戸=延長10回=(29日、大宮公園)

 来春のセンバツ出場を確実にしている慶応(神奈川2位)は、巨人などで活躍した清原和博氏(55)の次男・勝児内野手(1年)が「7番・三塁」で出場したが3打数無安打で延長10回、3―5で専大松戸(千葉1位)に敗れた。山梨学院(山梨1位)は先発した林謙吾投手(2年)が4安打2失点完投で勝利に貢献。30日に行われる決勝で勝ったチームが、11月18日から行われる明治神宮野球大会に出場する。

 最後の打者となり、勝児は肩を落とした。延長10回2死、相手の来秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・平野大地(2年)に遊ゴロに抑えられて「本当に専大松戸さんが強くて。自分たちの力不足だと感じています」と悔しさをにじませた。父が見守る中、3打数無安打。決勝まであと一歩、届かなかった。

 だが、意地は見せた。6回に死球で出塁。2―2と同点の2死一、三塁で一塁走者が二盗を試みると同時に三塁をスタート。捕手の二塁送球を受けた遊撃手の本塁悪送球の間に生還し、一時勝ち越しとなるホームを踏んだ。8回1死一塁でも死球と、計2死球も「自分にしっかり投げてきてくれたのがうれしかった」と真っ向勝負に満足げだった。

 4強入りを果たし、来春のセンバツ出場は確実。「甲子園でセンター返しを見せられるようにしたい」と父からのアドバイスを胸に、さらなる成長を誓った。(内藤 菜月)

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