◆秋季近畿大会 ▽1回戦 智弁和歌山8―4京都国際(29日・和歌山市紀三井寺)
智弁和歌山(和歌山1位)が14安打8得点で京都国際(京都2位)との好カードを制し、3年ぶりのセンバツ出場に前進した。
智弁和歌山は0―3の初回、プロ注目の主将・青山達史右翼手(2年)が左中間に2ランを放つと、3回に湯浅孝介三塁手(2年)の中前適時打で追いついた。5回に勝ち越されたが、その裏に中塚遥翔一塁手(2年)が右中間に逆転2ランを放り込んだ。9回は中塚の2点適時打と湯浅の中前適時打で3点を加えた。投げては、5回途中から登板した清水風太(2年)が無失点に抑えた。
高校通算29号に伸ばした青山は「一発で仕留める姿勢を練習でしている」と胸を張った。3安打4打点の中塚は「何とか一本出したかった。結果的に本塁打になってよかった」と、顔をほころばせた。中谷仁監督は「嫌なスタートを切ってしまったが、(青山が)『いくぞ』というのろしを上げてくれた。(清水が)いい試合の落ち着き方をしてくれた」と、選手の頑張りを褒めたたえた。
今大会は、第95回記念センバツ高校野球大会(2023年3月18~31日)の出場校を決めるための重要な参考資料となる。近畿の一般選考枠は6。