F1富山競輪「西日本カップ・報知新聞社杯」S級決勝が最終日の28日、準決勝を突破した7選手によって最終12Rで争われた。瓜生崇智(27)=熊本・109期=が、嘉永泰斗のバック3番手まくりをゴール前で逆転。前回の武雄に続き連覇を遂げた。今年3度目、通算21回目の優勝。2着は嘉永が残り、3着は6番手から大外を伸びた岩谷拓磨が入った。優勝した瓜生選手には優勝カップ、賞状、記念品が贈られた。瓜生の次回出走予定は11月7日から開催されるFI和歌山。
瓜生「脚力には余裕があったのでいい勝負ができると思った。でも嘉永もオレに差されるようじゃダメだね(笑い)。今シリーズは九州勢や、嘉永のおかげ。感謝しています。楽しい大会でしたが、連日恵まれて逆に怖いです。これからも九州勢を盛り上げていきたい」
ガールズは久米詩が完全V
また、10Rのガールズ決勝は久米詩(23)=静岡・116期=が、逃げる増田夕華の内を突いて番手まくりを打った高木佑真に続き、直線抜け出して完全V。9月15日の四日市以来、今年4度目、通算18回目の優勝を飾った。2着には坂口楓華が流れ込み、3着は高木。久米の次回出走予定は11月7日開幕の平塚。
久米「久しぶりの優勝、そして3連勝はうれしい限り。シリーズを通して状態はよかった。前を取るつもりはなかったけど、増田さんが行くと思い、なるべく前々にいたかった。内から来た(高木)佑真ちゃんの動きもしっかり対応できたし、坂口さんより前の位置にいたのも優勝できた要因です」