名古屋の長谷川健太監督が28日、日本代表FW相馬勇紀への期待を口にした。この日は、11月1日のカタールW杯メンバー発表前、最終戦となるFC東京戦(29日・豊田ス)に向けて、豊田市内で非公開練習を行った。
約3週間のリーグ戦中断期間を挟み、相馬の調子はまずまずだといい「あとはどういう戦略で森保(一)監督が戦うかによってメンバーはチョイスされる。ほぼほぼ決まっていると思うが、相馬に目に見える結果を出してもらって、最後のアピールに期待したい」と力を込める。今季、ここまで全32試合(うち先発は27試合)に出場し、献身性でチームに貢献しているが、ここまで1得点。W杯メンバー入りへ、5月21日の清水戦以来となる一発に期待がかかる。
また、昨季終盤まで指揮したFC東京とホーム最終戦で戦うことに「感慨深いものはある」といい、「それ以上に、最終戦でアグレッシブなサッカーを見せて今シーズンを終わりたい」と意気込む。就任1年目は得点力に課題が残って11位に甘んじ、「満足できる成績ではない」が、「あと2試合で一つでも順位を上げられるようにしたい」とチームの来季を見据えていた。