阪神からドラフト6位で指名された三菱自動車岡崎・富田蓮投手(21)が27日、愛知・岡崎市内の同施設で畑山統括スカウトと担当の筒井スカウトから指名あいさつを受けた。「甲子園球場で、その土を踏めると想像しただけで、鳥肌が立つ。そういう地で投げられるのは光栄なこと。1軍ローテを目指してやっていきたい」と笑みを浮かべた。
台湾で開催された第4回U―23W杯では侍ジャパンのメンバーに選出され、優勝を果たした。大会では計4試合に登板し、16イニング2失点(自責1)、21奪三振、防御率0・56。先発部門のベストナインと最優秀投手賞を受賞した。筒井スカウトは「フォームを抑えて力感なく球が強い。打者が思ってるより速いと感じる。イニングを長く投げられる投手」とルーキー左腕に期待を寄せた。
◆富田 蓮(とみだ・れん)2001年9月6日、岐阜・養老郡養老町生まれ。21歳。6歳から「広畑クラブ」で野球を始める。守備位置は中堅。不老町立東部中では「大垣ボーイズ」でプレーし、中日本大会出場。大垣商では1年秋からベンチ入り。高校から本格的に投手に転校し、2年でエース。三菱自動車岡崎では1年目から都市対抗の予選で登板。U―23侍日本代表に選出され、決勝では先発を務める。最速147キロ。球種はカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク。174センチ、78キロ。左投左打。