女優の戸田恵梨香が27日、都内で主演映画「母性」(廣木隆一監督、11月23日公開)の完成報告会に共演の永野芽郁と出席した。
累計発行部数100万部を超える湊かなえ氏のベストセラー小説を映画化。戸田は母性を持てず、娘を愛せない母親・ルミ子を、永野は母に愛されない娘・清佳(さやか)を演じた。昨年7月期の日本テレビ系ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」では、派出所勤務の先輩、後輩をコミカルに演じた2人だが、それより前に「母性」の撮影で初共演を果たしていた。
戸田は、永野と親子役を演じることに「最初は永野芽郁さんの母親にはなれないと思いました。『ウソでしょ』って。親子ほど年が離れているんだろうかと、調べたくらい。親子として成立させられるのか、不安でした」。演じたルミ子が「母親になりきれない女性」ということもあり「芽郁ちゃんが母として見てくれたので、私の精神的には、何とか成立させられた」と振り返った。
以前から戸田との共演を熱望していた永野は「戸田さんが主演と聞いて、脚本を開く前に出演を決めました」。実際に共演すると、戸田から刺激を受けることが多く「スイッチが入った時の戸田さんは怪物みたい。恐ろしい。誰も声を掛けられないくらいに、ぐわっと集中している。それを間近で感じられて良かった」と明かした。