今季開幕投手を務めながらわずか1勝に終わったDeNA・東克樹投手(26)が26日、来季のリベンジを誓った。
トレーニング中の横須賀市内の球団施設「DOCK」で取材に応じ、シーズン後に小谷正勝コーチングアドバイザーから「お前は俺の期待を今年3番目に裏切った男やぞ」とハッパをかけられたことを明かした。「まさにその通り。来年見返すという強い気持ちになれた」と完全復活へスタートを切っている。
決意の表れとして、この時期に異例の投げ込みを行っている。3勤1休の1日目には60球、1日置いて3日目には100球というスケジュールで過ごしてきた。フォームを修正し、直球を磨き直している。自身初の大役に抜てきされながら1勝6敗、防御率4.62。CS第1Sでは中継ぎ待機で終戦し、ロッカーで悔し涙を浮かべた。「今年は最悪のシーズン。来年は1年間(先発ローテとして)回りたい」と雪辱を期す。(宮田 和紀)