将棋の第63期王位戦で3連覇を果たした藤井聡太王位(20)=竜王、叡王、王将、棋聖=の就位式が25日、都内で行われた。藤井は黒紋付き羽織袴(はかま)姿で登壇。豊島将之九段(32)を4勝1敗で下した七番勝負を「収穫の多いシリーズだったと感じています。特に第5局では序盤から終盤まで難解な局面が続き、とても印象に残る一局になりました」と振り返った。
この日、藤井がデビュー戦で戦った加藤一二三・九段が文化功労者に選ばれたことが発表された。藤井は「対戦した際、すごく迫力を感じました。またどこかでお会いする機会があれば」と再会を期待した。
広瀬章人八段の挑戦を受ける第35期竜王戦七番勝負が進行中。1勝1敗で迎える第3局は28、29日に静岡県富士宮市で指される。