【巨人】井上温大、「対角線」配球で快投!新球チェンジアップで追い込み内角高め直球で仕留める

スポーツ報知
先発し6回を4安打1失点に抑えた井上温大(カメラ・中島 傑)

◆みやざきフェニックス・リーグ 巨人4―1広島(25日・天福)

 巨人の3年目左腕・井上温大投手(21)が25日、「みやざきフェニックス・リーグ」の広島戦(天福)に先発し、6回4安打1失点11奪三振と好投した。右打者に対して完全習得を目指すチェンジアップを有効に使い、相手主軸を「対角線」を突く投球で完璧に封じた。課題としていた投球の幅を広げ、来季へとステップを踏む左腕の進化を投手担当の小島和之記者が「見た」。

 指先を離れた直球が、一直線に捕手のミットに突き刺さった。井上の球威が、相手の主軸を封じ込めた。6回、2番から2者連続で空振り三振に仕留めて、打席には4番・末包(すえかね)。カーブを2球続けて追い込むと、最後は外角低めの直球でバットに空を切らせた。今リーグ3度目の先発登板で6回4安打1失点11奪三振の好投。最速150キロを計測し、「ストライク先行でいけたことが一番良かった。直球がいつもよりも走っていた」と振り返った。

 今季はプロ初勝利をマークしたが、投球の大半が直球とスライダーが占めた。右打者の外角に逃げていく球種が使えずに2、3巡目には狙いを絞られて対応された。スライダーと対になる球種として、この秋はチェンジアップの完全習得を目標に設定。この日は、相手の4番への配球に進化を感じた。

 2回先頭の第1打席は、1ストライクから外角低めのチェンジアップを3球続けて遊ゴロ。4回1死一塁では直球を2つ続けて追い込み、最後は前打席と対角線になる内角高めの直球で3球三振。6回2死では、初球に再び外角のチェンジアップを投げ込み、最後は外角低めの直球で空振り三振。最初のチェンジアップのイメージが末包の狙いを惑わせ、今季中には生かし切れなかった対角線の配球を生んだ。「直球とチェンジアップは軌道が似ているので、直球が多少甘くても差し込めている。配球の幅は広がっていると思います」とうなずいた。

 今リーグでは3試合計17イニングで失点はわずかに2。期間中には4度目の登板が見込まれ、次回へ向けて「チェンジアップの割合を増やしつつ、7回はいけるように。長いイニングを投げられるように試合をつくっていきたい」。投球術を身につけながら、4年目の来季へとステップを踏んでいる。(小島 和之)

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