J1横浜FMは25日、ケビン・マスカット監督との契約を来季も更新したことを発表した。チームはこの日、浦和戦(29日、日産ス)に向けて横浜市内でトレーニング。練習後にマスカット監督は、「このチームにいられる喜びをかみ締めている。(契約)延長できてうれしく思います」と話した。来シーズンは3季目となる。
現役時代はオーストラリア代表などの経歴を持つマスカット監督は昨年7月、ポステコグルー前監督の推薦を受けて就任。開幕から指揮を執った今季は、クラブの攻撃的スタイルを継承しつつ、選手を入れ替えながら柔軟な戦いぶりを見せてここまで18勝8分け6敗と首位に立ち、優勝を争う。現在2位・川崎との勝ち点差は2で、浦和戦で勝利し、川崎が引き分け以下に終わると3季ぶりの優勝が決まる。
直近2試合は無得点で連敗を喫したが、2週間の中断期間を経てチームはしっかりと切り替えて勝利に向かい一丸となっている様子。指揮官は「試合が近づくにあたって選手もコーチ陣もスタッフもいい準備をしている。このような状況(優勝争い)で試合ができること、望むべきところに自分たちがいられることは喜びであり、楽しみ。横浜のホームにたくさんのサポーターも来てくれると聞いている。やるべきことは一つだし、相手のやり方はわからないが、自分たちがやってきたことをピッチ上で見せていくことが大事」と言葉に力を込めた。