◆秋季近畿大会 ▽1回戦 履正社10―2瀬田工=7回コールド=(23日・和歌山市紀三井寺)
履正社(大阪2位)が13安打10得点で瀬田工(滋賀2位)を破り、3年ぶりのセンバツ出場(2020年はコロナ禍で中止)に前進した。プロ注目の西稜太中堅手(2年)が、二塁打が出ていればサイクル安打という3安打2打点の活躍を見せた。「意識せず、中堅にライナーで打とうと思っていた」と笑みを浮かべた。多田晃監督は「西の初回の三塁打と本塁打、増田の3ランが大きかった」と褒めたたえた。
履正社は初回、森田大翔三塁手(2年)の中犠飛、西田大志左翼手(2年)の右前適時打などで4点を先制。4回は西の高校通算13号の右越えソロで加点した。5回は増田壮投手(2年)が右中間に3ランを放った。7回は小川輝一塁手(2年)の中前適時打、西の右前適時打で2点を追加した。投げては、増田が6回を2安打無失点と好投した。
準々決勝は、報徳学園(兵庫1位)と箕面学園(大阪3位)の勝者と対戦する。高校通算2号の増田は「ここ数試合で人生が懸かっているという話をみんなでしている。甲子園に行きたい」と気合を入れた。
今大会は、第95回記念センバツ高校野球大会(2023年3月18~31日)の出場校を決めるための重要な参考資料となる。近畿の一般選考枠は6。