日本学生長距離界のエース駒大・田沢廉が実業団の強豪・トヨタ自動車入りを決断

スポーツ報知
駒大の田沢廉

 7月のオレゴン世界陸上男子1万メートル代表の田沢廉(21)=駒大4年=が来春卒業後、実業団の強豪・トヨタ自動車(愛知・田原市)入りすることが22日、分かった。多くの実業団から誘いを受ける中、全日本実業団(ニューイヤー)駅伝優勝6度で、多くの選手を世界陸上や五輪代表へと導いた佐藤敏信総監督(60)が率いて、東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(28)ら有力選手が数多く在籍するトヨタ自動車へ進む決断を下したという。

 駒大で学生3大駅伝25勝の名将・大八木弘明監督(64)の指導の下、ダイナミックな走りで才能を開花させた田沢は昨年12月、1万メートルで27分23秒44の日本人学生新記録(日本歴代2位)を樹立した。今年の箱根駅伝では各校エースの集う「花の2区」で、1時間6分13秒をマーク。駒大勢では、1986年の大八木監督以来となる区間賞を獲得する勝負強さも見せてきた。

 今年7月、駒大勢で初めて在学中に世界陸上1万メートルに日本代表として出場。5000メートル過ぎに腹痛に襲われながらも、28分24秒25で日本勢トップの20位となった。「入賞を狙いにいったんですが、力を発揮できなかった。悔しい。またあの舞台に立ちたいと改めて思った。五輪も注目度が高いので出てみたい。24年パリ五輪までは1万メートルで結果を追い求めたいです」と未来予想図を描く。

 トヨタ自動車ではオレゴン世界陸上男子マラソンで、世界陸上日本人過去最高の2時間8分36秒を出して13位だった、駒大OBの西山雄介(27)が副将を務めている。将来性豊かな藤色の大型エースは、日本を代表する世界的企業の手厚いサポートを受けて、世界の頂点を目指していく。

 ◆田沢 廉(たざわ・れん)2000年11月11日、青森・八戸市生まれ。21歳。是川中で本格的に陸上を始め、3年時に全中3000メー0トル18位。青森山田高では全国高校駅伝に3年連続出場。3年時のアジアジュニア5000メートルで銀メダル。駒大に進み、今月の出雲駅伝で3区区間2位で優勝に貢献。全日本大学駅伝は3年時に7区区間賞など3連覇中。箱根駅伝は1年3区3位、2年2区7位、3年区間賞。2年時に総合優勝を果たした。21年日本選手権1万メートル2位。O型。駒大経済学部在学中。家族は両親と弟。

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