慶応・清原和博氏次男、「己を信じてリラックス センター返し」父からの金言でセンバツ王手のV2ラン 

勝ち越し2ランを放った慶応・清原勝児とスタンドから観戦する清原和博氏(カメラ・佐々木 清勝)
勝ち越し2ランを放った慶応・清原勝児とスタンドから観戦する清原和博氏(カメラ・佐々木 清勝)

◆高校野球秋季関東大会 ▽1回戦 慶応(神奈川)5―3常磐大高(茨城)(22日・大宮公園ほか)

 来春センバツの参考資料となる関東大会が開幕し、慶応(神奈川)が常磐大高(茨城)を下して8強入りした。巨人などで活躍した清原和博氏(55)の次男・勝児内野手(1年)は「7番・三塁」でスタメン出場。同点の4回1死一塁から左翼ポール際へ勝ち越し2ランを放り込んだ。7回にも左翼線へ二塁打を放ち、3打数2安打2打点。父がPL学園時代に大活躍した甲子園出場へ前進した。

 強烈な打球音とともに、弾丸ライナーがあっという間に左翼ポール際へ突き刺さった。場内がどよめく中、勝児は悠然とダイヤモンドを1周。同点の4回1死一塁、2ボールから3球目の内角直球を捉え、豪快な勝ち越し2ランを放った。「一球で仕留められた。感触も良かったです」。前の打席で打ち取られた内角に狙いを絞り、迷いなく振り抜いた。

 父からの激励が力になった。大会前、「どこも強い相手だからぶつかっていく気持ちを持て。常にチャレンジしていけ」とエールをもらった。この日、父は一塁側スタンドで観戦。息子の豪快な一発が飛び出すと思わず立ち上がり、右拳を何度も突き上げて喜んだ。高校通算8本目は入学後、初めて父の前で打ったホームラン。勝児は「お父さんの前で打てて良かった」と笑顔を見せた。

 打席に入る前、勝児は帽子のつばを見つめている。

 「己を信じてリラックス センター返し」

 9月の秋季神奈川県大会決勝前に父が書いてくれた言葉だ。4回表の守備でイレギュラーした打球を処理できず同点に追いつかれていたが、この金言で気持ちを切り替えることができた。「センター返しの意識で打った結果がホームランにつながったと思います」。偉大な父に感謝した。

 関東・東京の来春センバツの出場枠は7枠。25日の昌平(埼玉)との準々決勝に勝利すると聖地へ大きく前進する。父はPL学園時代、甲子園で史上最多の13本塁打をマークしており、「父も活躍していた夢の舞台。勝って夢の舞台に立ちたい」と勝児。自らのバットで聖地への切符をつかみ取る。(宮内 孝太)

 ◆清原 勝児(きよはら・かつじ)2005年5月1日、東京・港区生まれ。17歳。幼稚園年長から野球を始め、小学時代はオール麻布でプレー。小6時にはジャイアンツジュニアに選出された。中学時代は世田谷西シニア。慶応では今秋に初めてベンチ入り。50メートル走6秒5。173センチ、81キロ。右投右打。兄は慶大2年の正吾内野手。

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