飯島栄治八段、藤井竜王も広瀬八段も互いに苦手分野突いた…竜王戦第2局分析

スポーツ報知
飯島栄治八段

 将棋の第35期竜王戦七番勝負第2局2日目が22日、京都・総本山仁和寺で指され、藤井聡太竜王(20)=王位、叡王、王将、棋聖=が後手の挑戦者・広瀬章人八段(35)を105手で破り、シリーズ戦績を1勝1敗のタイにした。飯島栄治八段が対局を解説する。

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 藤井竜王に驚く手が多かったです。77手目で▲3七金と歩を取った手がすごくないですか。普通は急いで攻めたくなりますが、それを我慢して後で実りを取る。初戦の負けを感じさせない一手で、余裕を感じました。

 広瀬さんは目立ったミスはなかったのですが、藤井さんの方がいい手が多く、それについていけなかった印象。目立った悪手を指さずに負けてしまい、反省材料を見つけにくくしているのが藤井さんのすごさです。

 広瀬さんが選択した戦型「△3三金型腰掛け銀」は、普段あまりやらない手で序盤で奇襲を狙ったものでした。それに対し、藤井竜王が▲5六銀と打ち、広瀬さんの研究から外れた。序盤争いに勝ったのが藤井竜王だったと思います。本局は互いにあえて最善を指さず、相手が研究していない苦手分野を突くような戦いでした。相手に勝つというのが将棋。AIソフトではなく、人間対人間の勝負が顕著に出ている将棋でした。(談)

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