タレントの明石家さんまが22日に放送されたMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜・午後11時35分)で、18日に横浜市内で交通事故に遭い、翌19日夜に急性硬膜下血腫のため81歳で死去した「ザ・ドリフターズ」の仲本工事(なかもと・こうじ、本名・仲本興喜=なかもと・こうき)さんを悼んだ。
さんまはドリフの思い出について触れ「仲本工事さんが、事故で亡くなられて。あと、加藤さんと高木ブーさんしか残っていない。ドリフのメンバーは。仲本さんは『さんまのまんま』に春、出ていただいているんですよ。ドリフのメンバーで。それで(撮影の)カットかかって帰られるときに『さんまちゃん』と呼ばれて。『うちの家内が、さんまちゃんの健康をものすごく気遣っている。さんまちゃんだけは元気でいて欲しいので、なんかを事務所に送りたいので、吉本興業の住所で届きますかね?』と言われて。『大丈夫ですけど、気をつかわないで下さい』と(言って)。すごい高いもので、体にいいものらしいんです。それをいただけると思っていたら、こういうことになったんです」と話した。
そして「だから、それが何だったのか…。奥さんが僕の体を案じていただいている、という話が最後になってしまったんですけれど。非常に残念で。なんかそれを何を送ろうとしていただいていたのか、不思議ですけれど。そのドリフが、加藤さんとブーさんだけになったという。81歳で。いかりやさんは、かなり前に。志村さんは、ああいうことになって。昔の笑いの歴史を築いてきた人は、こういう感じで、いろいろな死に方で亡くなっていかれるんだなって、改めて思いましたよ。我々も健康に気をつけて、車にも気をつけて、生きることを教えていただきました」とかみしめるように話していた。