藤井聡太竜王「序盤から経験のない形」に苦しむも2日目の攻め合いから完勝

スポーツ報知
京都・総本山仁和寺で第35期竜王戦第2局の2日目に臨む藤井聡太竜王(写真提供・日本将棋連盟)

 将棋の第35期竜王戦七番勝負第2局2日目が22日、京都・総本山仁和寺で前日に続いて指し継がれ、藤井聡太竜王=王位、叡王、王将、棋聖=が挑戦者の広瀬章人八段を先手番の105手で破り、シリーズを1勝1敗のタイにした。

 1日目(21日)は広瀬の10手目・△3三金からの腰掛け銀という妙手に惑わされ、藤井は「序盤からちょっと経験のない形になって、進んでみると自信がない展開になってしまった」と回顧。1日目に1時間40分もの持ち時間差を付けられた、封じ手の△4五歩への対応でも「苦しくしてしまった」が、攻め合いに持ち込むと一気にリード。結局は時間も1時間6分余らせる完勝だった。

 第3局は28、29日に静岡県富士宮市「割烹旅館 たちばな」で。藤井は「内容をしっかり振り返り、次局以降につなげたい」。一方、連勝とはならなかった広瀬は「封じ手明けからあまり読んでなくて。悪くはないかなと思っていたが、2日目の昼食明けから苦しくなってしまった。見どころなく終わってしまったので、次局からはそういうことがないようにしたい」と話した。

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