将棋の第35期竜王戦七番勝負第2局2日目が22日、京都・総本山仁和寺で前日に続いて指し継がれ、藤井聡太竜王=王位、叡王、王将、棋聖=が挑戦者の広瀬章人八段を先手番105手で破り、シリーズを1勝1敗のタイにした。
棋聖戦、王位戦に続いて3タイトル連続で黒星スタートだった藤井だが、番勝負初の連敗は許さなかった。21日の後手・広瀬の封じ手(56手目・考慮32分)は大方の予想と異なる△4五歩。前日に続いて、広瀬が研究の妙手で一時は流れを引き寄せたが、昼食休憩後、藤井はその指し回しに耐えて反攻し、一気にリードを広げた。持ち時間もうまく管理した。
第3局は28、29日に静岡県富士宮市「割烹旅館 たちばな」で指される。