【巨人】ドラ1浅野翔吾 球団初トリプルスリー狙える 水野スカウト部長が指名あいさつで「走攻守全部に期待」

浅野翔吾は左手に原辰徳監督の言葉が書かれた交渉権獲得の紙を持ち右手には原辰徳監督のサインが書かれたドラフトの通行証を持つ(カメラ・岩田 大補)
浅野翔吾は左手に原辰徳監督の言葉が書かれた交渉権獲得の紙を持ち右手には原辰徳監督のサインが書かれたドラフトの通行証を持つ(カメラ・岩田 大補)

 阪神と競合の末に交渉権を獲得した巨人のドラフト1位、高松商・浅野翔吾外野手(17)が21日、高松市内の同校で大塚球団副代表らから指名あいさつを受けた。同席した水野スカウト部長は、高校通算68発を放った浅野に「トリプルスリーを狙えるような選手」「松井選手、岡本選手の後を追いかけてほしい」と、高卒スラッガーの系譜を継ぐことを期待した。浅野は期待に応えるべく覚悟を語った。

 運命のドラフトから一夜明けた浅野は、すでに巨人の一員として戦う覚悟ができていた。「一日でも早くジャイアンツさんの勝利に貢献できるように一生懸命やっていかないといけない」。水野スカウト部長から「高校生ですけど1年でも早く戦力になってレギュラーポジションを取ってほしい。(球団初の)トリプルスリーを狙えるような選手だと思っているので、走攻守全部に期待しています」との言葉をもらい、背筋を伸ばした。

 目指すは高卒スラッガーの偉大な2人だ。獲得への強い思いから、ドラフトの3日前から航空券を購入していたという水野スカウト部長は「10年、20年に一人の逸材。彼の打力、適応力はずばぬけている」と絶賛。「松井(秀喜)選手、岡本(和真)選手の後を追いかけてほしい」と新たなスター誕生へ期待を込めた。浅野も「球界を代表するすごい選手っていうのは分かっているので、一日でも早くそういう選手に近づけるようになりたい。もし教えていただける機会があるのであれば、いろんなことを教えていただきたい」。自身が目標に掲げる首位打者にも輝いた松井や、フォームをまねしていると語る岡本和の系譜を継ぐことを誓った。

 指揮官からの熱い思いもしっかりと受け止めた。史上初となった阪神との2球団の競合の末、見事に交渉権を引き当てた原監督の言葉が記された当たりくじを受け取った。「浅野翔吾君へ やったぜ! 巨人軍は待ってるぜ! 原辰徳」。原監督の喜びと興奮した思いがにじみ出た熱い言葉に、高校通算68発の男は「テレビで見てきて、自分がこういうものをもらえる立場に立てて光栄に思います」と目を輝かせながらも「頑張ってジャイアンツの勝利に貢献しないといけない」と期待に応える覚悟を語った。

 小さい頃は巨人戦を何げなく見ていたといい「原監督の応援歌は知っている」と語る。小学6年時には少年野球の監督として指導を行っていた父・幹司さん(53)は「バッティングの原型は原監督」と語っており、浅野も「原監督に会った時には言いたいと思います」と対面を待ち焦がれる。「いち早く巨人を引っ張っていける選手になりたい」。原監督、そしてファンの思いを背負った若きスラッガーが、チームに明るい光を差し込む。(水上 智恵)

 ◆浅野 翔吾(あさの・しょうご)2004年11月24日、香川・高松市生まれ。17歳。屋島小3年から屋島スポーツ少年団で野球を始める。屋島中では軟式野球部。軟式U15日本代表でアジア選手権優勝。高校では1年夏からレギュラーで通算68本塁打。2、3年夏の甲子園に出場し、通算5試合で打率6割4分7厘、4本塁打、8打点。U18W杯では打率3割3分3厘、1本塁打、4打点。50メートル走5秒9。遠投110メートル。171センチ、86キロ。右投右打。

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