【巨人５位】西濃運輸・船迫大雅、２６歳の１５１キロ右腕「本当に現実なのか」八百板と聖光学院で同学年

◆２０２２年　プロ野球ドラフト会議　Ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ（２０日）

　巨人５位の西濃運輸・船迫大雅投手（ふなばさま・ひろまさ、２６）は、感慨深そうに喜びをかみしめた。聖光学院、東日本国際大を経て、社会人４年目。巨人では１９７２年の山本和雄（熊谷組）に並ぶ最年長の２６歳にして指名を受けた最速１５１キロ右腕は、スポーツ報知の取材に「素直にうれしいです。呼ばれたときは、本当に現実なのかと戸惑いました。社会人で４年間やってきたことが認められたのかなと思う」と驚いた。

　幼少期から巨人ファン。「強いチームという印象」といい、上原浩治投手に憧れてきた。武器は「気迫のピッチング」。直球の回転数はメジャー級とも言われる２６００を超えることもあるという。巨人指名選手では唯一の社会人とあって、「即戦力として期待してもらっていると思うので、早く活躍したい」と意気込みを口にした。

　名字の由来や人口を調査するサイト「名字由来ｎｅｔ」によると、船迫という名字は全国に約６６０人しかおらず、全国順位は１万５６３位だという。同じく約７００人で１万１９４位の巨人・八百板とは聖光学院時代に同学年。ともに甲子園の舞台も踏んだ。プロ入りは８年間遅れたが、珍名コンビで新風を巻き起こす。