【ドラフト】富士大・金村尚真「1年からプロ一択」、リーグ戦通算25勝の本格派右腕が運命の時を待つ

スポーツ報知
指名を待つ富士大・金村

 プロ野球・ドラフト会議が20日、東京都内で開かれる。富士大の本格派右腕・金村尚真投手(4年)=岡山学芸館=は、プロ入りを目指して遠く離れた岩手へ進学。多くの試練を乗り越え、チームを勝たせるなかで力をつけてきた。4年間積み上げてきた実力を信じ、運命の時を待つ。

 4年間待ち続けた日が、ついにやってくる。秋季リーグ戦後もそれまでと変わらず練習しているという富士大・金村だが、その胸中は「10月に入ってから、ずっとドキドキしています。長く感じますね…」。それもそのはず、大学入学時からプロ入りだけを見据えて腕を磨いてきたのだ。

 岡山学芸館時は甲子園出場ならず。富士大では「1年のときから(進路は)プロ一択でした」と、意識を高く持って取り組んできた。リーグ戦は1年春から登板し、通算25勝をマーク。全日本大学野球選手権にも3、4年時に出場した。技術面もそうだが、“エース”としてのメンタル面が鍛えられたという。リーグ戦ではほぼ第1戦を任され、「1戦目に勝たないと2戦目にも影響が出るし、(他の選手の)気持ちの持ちようが違う。絶対勝たないといけないと思って投げてきたし、期待に応えたい思いだけでした」。チームを背負い、プレッシャーを力にかえて力投してきた。今まで以上にプレッシャーがかかるプロの舞台でも、この経験が生きるはずだ。

 富士大はこれまで10人のプロ野球選手を輩出。だが昨年、山城響外野手(23、現JFE東日本)と佐藤大雅捕手(22、現鷺宮製作所)の2人がプロ志望届を提出も、指名漏れした。「すごい先輩たちでも(プロに)届かなかった。簡単にはいけないところなんだ、とよりいっそう頑張れた」。簡単に届く場所ではないと努力を重ね、今春に自己最速150キロを計測した。

 4年間計7季で36試合に登板し、4度優勝したリーグ戦を金村は「やりきった感じはあります」と振り返った。これまでの日々を信じ、後は名前を呼ばれるのを待つだけだ。(有吉 広紀)

 ◆金村 尚真(かねむら・しょうま)2000年8月29日、沖縄・豊見城市生まれ。22歳。上田小3年時に豊見城ジュニアで野球を始める。豊見城中では軟式野球部に所属し、U15日本代表に選出。岡山学芸館では2年秋に県大会優勝、3年夏は岡山大会準優勝。富士大では1年春からベンチ入り。3年春のノースアジア大戦で完全試合達成。リーグ戦通算25勝。176センチ、83キロ。右投右打。血液型O。家族は両親と妹。

 ◇富士大出身のプロ野球選手 97年阪神3位の橋本大祐投手をはじめ、ここまで10選手が誕生。13年以降に7選手が指名されてきた。今年は13年西武2位の山川穂高内野手、14年西武3位の外崎修汰内野手、18年楽天8位の鈴木翔天投手、NTT東日本に進み20年西武2位の佐々木健投手ら、6選手が現役でプレーした。

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