「横浜銀蝿」嵐ヨシユキさんお別れ会に約1000人参列…実弟の翔「まだ一緒にロックンロールしたかった」

囲み取材で思い出を語った横浜銀蝿・翔(中央)、左はTAKU、右はJohny(カメラ・今成 良輔)
囲み取材で思い出を語った横浜銀蝿・翔(中央)、左はTAKU、右はJohny(カメラ・今成 良輔)

 7月4日に肺炎のため死去した4人組ロックンロールバンド「横浜銀蝿」のリーダーでドラマーの嵐(らん)ヨシユキさん(享年67)のお別れ会が18日、東京・恵比寿ザ・ガーデンルームで営まれた。喪主は妻の田宮美羽さんが務め、関係者やファン約1000人が参列した。

 白と緑を基調とした祭壇には「嵐」という文字と、コチョウランなど2200本の花で彩られた。会場には、美羽さんが選んだ17枚の写真パネルや、愛用のドラムセット、生前に愛用していた黒の革ジャケットや青のスカジャンも飾られた。

 ボーカルで実弟の翔(64)らが報道陣の取材に応じた。翔は「100日を過ぎて少し落ち着くかなと思ったが、まだ自分の中に嵐さんがいて消えない。正直まだつらいです」と振り返り「まだ一緒にロックンロールしたかった。兄としてリーダーとして“男の勲章”をあげたい」としのんだ。

 嵐さんは2004年4月に脳梗塞(こうそく)後出血で手術し、小脳の半分を摘出。懸命のリハビリが実り、06年の結成25周年コンサートで復帰した。その後、糖尿病を発症。21年の結成40周年記念ライブツアーでは、人工透析を受けながらドラム演奏を行ったが、今年7月に帰らぬ人に。新型コロナの感染状況を踏まえ、葬儀は近親者のみで営まれていた。

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