タスキの色は「江戸紫」 55年ぶり箱根駅伝復活の立大・上野裕一郎監督「いつか赤のタスキに勝ちたい」

スポーツ報知
ホームカミングデーで55年ぶりの箱根駅伝本選出場を報告した立大陸上競技部男子駅伝チームの(後列左から)林英明コーチ、上野裕一郎監督、原田昭夫総監督、(前列左から)豊田桃華主務、永井駿、国安広人(カメラ・泉 貫太)

 第99回箱根駅伝予選会(15日、東京・立川市)で6位通過し、大会史上最長の55年ぶりの復活出場を果たした立大のタスキの色は「江戸紫」となることが16日、分かった。立大のスクールカラーは紫だが、上野監督の就任前まで監督を務めていた67歳の原田昭夫総監督は「陸上競技部カラーは代々、江戸紫です。今回の箱根駅伝にも江戸紫のタスキになります」と説明した。

 江戸紫は、江戸時代に武蔵野に生えるムラサキソウを江戸で染めた青みのある紫、とされている。「江戸」のド真ん中を発着点とする箱根駅伝で映える色とも言える。中大時代に箱根駅伝で活躍した上野裕一郎監督は「いつか赤のタスキ(中大)に勝ちたいですね! 今の中大は強い。チャレンジを続けていきたい」と意欲を示した。ハーフマラソンの上位10人の合計タイムで競う予選会でチーム1位の総合21位、日本人1年生トップと大活躍した国安広人は「立大のタスキの色が江戸紫とは知りませんでした。これから江戸紫を有名にしていきたいですね」と笑顔で話した。

 立大は15日の予選会を6位で突破。1968年大会以来の55年ぶり28回目の出場を勝ち取った。2009年に33年ぶりの復活出場を果たした青学大を22年も超え、大会史上最長の「返り咲き」。歓喜から一夜明けた16日、上野監督、国安らは東京・豊島区の池袋キャンパスで行われたホームカミングデー(同窓祭)に「緊急特別企画」として参加。多くの卒業生、地域住民らに盛大な祝福を受けた。

 上野監督は「昨日、走った12人だけではなく、部員63人全員の努力が実って予選会で6位通過で決まりました。部員は授業もしっかり受けて、練習も一生懸命にやっています。学生の鑑(かがみ)です」と学生をたたえた。その上で「(中大生の頃の)昔の自分に説いてやりたいです」と冗談交じりに話し、会場を沸かせた。その後、一転、真剣な表情で「昨日、チームミーティングを行い、本戦の目標はシード権(10位以内)になりました。できないことはないと思っています」ときっぱり話した。

 ルーキーながらチームのエース格となった国安は「目標はシード権です。引き続き、箱根駅伝に出られるように頑張ります」と力強く話した。

 第99回箱根駅伝(来年1月2、3日)には、前回優勝の青学大をはじめシードの10校、予選会通過の10校、オープン参加の関東学生連合の計21チームが出場する。

【シード校】青学大、順大、駒大、東洋大、東京国際大、中大、創価大、国学院大、帝京大、法大

【予選通過校】大東大、明大、城西大、早大、日体大、立大、山梨学院大、専大、東海大、国士館大

スポーツ

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×