阪神が今季中にフリーエージェント(FA)権を取得した西勇輝投手(31)、岩崎優投手(31)、岩貞祐太投手(31)を全力で慰留することが14日、分かった。今季で4年契約を終える西勇とは既に交渉を開始。今季年俸2億円プラス出来高払いを上回る好条件とともに、3年以上の複数年契約で残留を要請している。
19年にオリックスから移籍した右腕は18年から5年連続で規定投球回をクリア。今季もリーグ2位の防御率2・18と先発陣を支えた。シーズンを通してローテーションを守れる貴重な存在で、他球団が興味を持つことは確実。球団は宣言残留も認めて引き留める方針だ。また、今季57試合に登板した岩崎と53試合に登板した岩貞もリリーフに欠かせない戦力。複数年契約を提示し、交渉を開始する。