DeNAが来季から新しい指導体制を敷くことが14日、分かった。相川亮二バッテリーコーチ(46)が「チーフ作戦兼バッテリーコーチ」に就任し、石井琢朗野手総合コーチ(52)が「チーフ打撃コーチ」となる見込み。首脳陣の役割を変更して25年ぶりの優勝を目指す。
相川コーチには「作戦コーチ」の肩書が加わり、スコアラー・コーチ陣と、三浦大輔監督(48)との橋渡し役を務める。これまでは青山道雄ヘッドコーチ(62)が円滑な組織運営を担いながら、監督に作戦面での助言を行ってきたが、来季から巡回コーチへと配置転換されるため、相川コーチが役割を引き継ぐ形だ。スコアラーから上がってきた資料・データをもとに、現役時代に横浜以外にヤクルト、巨人でもプレーしてきた実績を生かして、チームが勝利するための最善策を監督へ助言する。
また、今季は野手総合コーチを務め、野手への全般的な指導を行っていた石井コーチが「チーフ打撃コーチ」として役割をより専門化し、鈴木尚典打撃コーチ(50)とともに、打撃部門の一層の強化を図る。
今季はリーグ2位で3年ぶりに本拠地CS開催を果たしたが、第1Sで阪神に敗れる悔しさも味わった。新体制が1998年以来のリーグ制覇を目指す3年目の三浦監督を支える。