◆柔道 ▽世界選手権 最終日(13日、ウズベキスタン・タシケント)
男女混合団体で日本が5連覇を飾った。初戦の2回戦はドミニカ共和国、準々決勝はオランダ、準決勝はドイツに4―0で完勝。決勝は東京五輪金メダルのフランスと対戦し、4―2で制した。混合団体は2017年から実施され、全大会で日本が優勝している。
決勝は1番手で男子90キロ級の田嶋剛希(パーク24)が一本勝ち。2番手の女子70キロ級・冨田若春(コマツ)はディコに屈するも、男子90キロ超級の太田彪雅(旭化成)が取り返した。女子57キロ級の舟久保遥香(三井住友海上)は東京五輪決勝で勝負を決めたシシケに敗れて並ばれたが、男子73キロ級の原田健士(ALSOK)が勝利。3勝2敗で回った女子70キロ級の新添左季(自衛隊)で一本勝ちすると、ベンチの選手たちは抱き合って喜んだ。
日本は12日の男子100キロ超級で銀メダルを獲得した20歳の斉藤立(国士舘大)、同73キロ級銀メダルの橋本壮市(パーク24)が4試合とも出場しなかったが、団体戦のみの代表の太田、田嶋、原田、玉置桃(三井住友海上)、高橋瑠璃(山梨学院大)が出場試合全勝と奮闘した。女子63キロ級金メダルの堀川恵(パーク24)も2回戦で1階級上の70キロの選手に勝利。選手層の厚さを示し、東京五輪の雪辱を果たした。