DeNA・宮国椋丞投手(30)が11月から始まるオーストラリア・ウィンターリーグに参加することが13日、分かった。冬季に海外で行われるリーグ戦にプロ10年以上のキャリアがある選手を派遣するのは異例だが、12年目の右腕に白羽の矢が立ったということは、それだけ球団は来季の活躍に期待をかけているようだ。
宮国は移籍2年目の今季は中継ぎで17試合に登板し2ホールド、防御率8・71。8月27日ヤクルト戦(横浜)を最後に1軍登板はなかった。
球団は18年にオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のキャンベラ・キャバルリーと業務提携を締結。18年には今永、三上、19年には大貫、平田らが参加した。今季は11月中旬から2月まで開催予定の同リーグの一部期間に宮国も参加予定だ。
宮国は巨人時代の16年には台湾ウィンターリーグに参加した。20年に巨人を自由契約となり、21年にDeNAの育成から支配下契約を勝ち取った右腕は、オフシーズンに異国の地で実戦感覚を磨き、来季に臨む覚悟だ。