仲邑菫二段が女性棋士最年少で三段昇段 ご褒美に人生初のカラオケで「YOASOBI歌ってみたい」

スポーツ報知
三段昇段を決めた仲邑菫二段

 囲碁の中学生棋士・仲邑菫(なかむら・すみれ)二段(13)が13日、東京千代田区の日本棋院で打たれた「第2回テイケイ杯俊英戦 予選」で、武井太心二段(21)に白番中押し勝ちし、三段昇段を決めた。昇段は14日付。中学2年生の仲邑は13歳7か月。謝依旻七段の16歳4か月という昇段記録を更新し、女性棋士では最年少で、男女合わせても井山裕太名人の14歳0か月を抜き、趙治勲名誉名人の13歳4か月に継ぐ歴代2位での昇段となった。

 会見場でハロウィーン仕様の「昇段ボード」を受け取った仲邑は、けらけらと笑った。昇段のご褒美には「家族と焼き肉とカラオケに行きたいです」。カラオケは人生で行ったことがなく、最近はまっているという「『YOASOBI』の楽曲を歌ってみたい」と中学生らしい一面を明かした。

 二段から三段への昇段は40勝(一部棋戦をのぞく)が必要。この日仲邑は姚智騰(ちょう・ちとう)六段と武井との2局対局があり、連勝で昇段を決めた。「初戦の先生がすごく強いので、(今日昇段は)考えていなかったです」と予想以上の結果。2021年3月の二段昇段から1年7か月での昇段についても「自分の実力的にはすごい速いかなあと思います」とにっこり。

 今後については、「四段になるにはさらに50勝が必要なので大変だと思いますが、一局一局積み重ねていきたい」と力強く目標を語った。(瀬戸 花音)

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