【高校野球】大阪桐蔭がPL超えの史上初秋4連覇 前田悠伍が13Kで履正社完封

大阪桐蔭・前田悠伍
大阪桐蔭・前田悠伍

◆秋季大阪府大会 ▽決勝 大阪桐蔭7―0履正社(12日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪桐蔭が履正社を破り、史上初の秋季大阪府大会4連覇で11度目の優勝を飾った。桑田真澄、清原和博らを擁した1983~85年のPL学園、87~89年の近大付、2009~11年の大阪桐蔭を超えた。来秋ドラフト候補左腕の前田悠伍(2年)が、7安打を浴びながらも、6者連続を含む13奪三振、無四球で完封した。3位決定戦は箕面学園が制し、春秋通じて初の近畿大会(22日~11月5日・和歌山市紀三井寺)出場を決めた。

 最大のライバルさえも、力でねじ伏せた。大阪桐蔭の前田主将は長打を許さず、13三振を奪い、無四球で完封した。「1~9回まで一球一球、魂を込めて投げられた。80~90点。秋の中では一番良かった」。公式戦で対履正社の完封勝ちは、08年夏・北大阪大会決勝の福島由登(現ホンダ鈴鹿)以来14年ぶり。昨秋から今年の春、夏、秋と4試合続けて履正社戦で勝利投手になった。

 西谷浩一監督(53)は、5回戦から4試合連続でエースに先発を託した。「主将の投球をしろ!」というゲキに応え、クレバーな投球を見せた。ツーシームとカットボールの割合を増やし、決め球には最速146キロを計測した直球を選んだ。「昨秋から夏まで結構、チェンジアップを投げていたので、相手は決め球と思っているんじゃないか」。裏をかき、視察した巨人など8球団のスカウトをうならせた。指揮官は「周りを見て、自分の投球をしてくれた。頼もしかった。寮で話をしたり、チームを勝たせるために何をやらないといけないかを考えていた」と左腕の成長に目を細めた。

 史上初の秋4連覇を達成しても、前田はニコリともしなかった。「まだ喜ぶところじゃない。ひと安心していたら、近畿大会で痛い目に遭う」と手綱を締めた。太くなった大黒柱を中心に、近畿連覇に挑む。(伊井 亮一)

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