【ソフトバンク】柳田悠岐が誕生日に変態満弾「奇跡です」PS18連勝でCS第1S突破

スポーツ報知
3回2死満塁、先制満塁本塁打を放った柳田悠岐(カメラ・石田 順平)

◆2022パーソル クライマックスシリーズ パ 第1S第2戦 ソフトバンク8ー2西武(9日・福岡ペイペイドーム)

 「2022 パーソル クライマックスシリーズ パ」第1ステージ(S)第2戦でソフトバンクが西武に2連勝し、驚異のポストシーズン(PS)18連勝で最終S進出を決めた。9日が34歳の誕生日だった柳田悠岐外野手が、3回に決勝の満塁アーチ。柳田に本塁打が出れば、PS11連勝と“不敗神話”は継続された。12日からは京セラDでオリックスと対戦。互いに前身の南海、阪急だった1973年以来、49年ぶりの頂上決戦で雌雄を決す。

 主役らしく、ひと振りで決めた。0―0の3回2死満塁。この日が34歳の誕生日だった柳田は、今井の低めに落ちる136キロスライダーをすくい上げ、右翼テラス席まで運んだ。

 見逃せばボールになるような球に体勢を崩されながらも芯で捉え、代名詞になった“変態弾”を放ち「奇跡です。ダメで元々くらいの気持ちでいきましたけど、それがいい結果になったと思います」。打たれた今井が苦笑しながら首をかしげ、驚きを隠さなかった一発は、プレーオフ(PO)・CS史上初の“バースデーグランドスラム”。9月30日の楽天戦(楽天生命)で負傷した首にテーピングが残る中、レギュラーシーズンから4戦連発となった。

 柳田に本塁打が出れば、日本シリーズを含めてPS負けなしの11連勝。この第1Sは1戦目の3ランを含め、2試合で計2発7打点と大暴れした。和田一浩(西武、中日)を超え、PO・CS歴代2位に浮上する通算27打点。家族の目の前で放ったプロ入り初の誕生日アーチに「今日は試合を見に来てくれていたんで。思い出に残る誕生日になりました。帰ってケーキでも食べたいと思います」とほほ笑んだ。

 “熱男魂”を胸に戦っている。今季限りで退団する松田が使用していた本拠地のロッカーを本人に直談判して継承。「(入り口からすぐで)いい立地なんで。家賃は高いです」。さらに、松田が2軍降格した9月8日から柳田が使っている“松田モデル”のバットは、今も愛用しており「(自分のものとの違いは)持つところだけですね。この辺(グリップから真ん中付近)までが松田さんの形。単純に振りやすいからです」。グリップの太い新たな相棒が一連の躍進を支えている。

 PS18連勝でオリックスの待つ最終S進出を決めた。藤本監督は「頭は山本(由伸)君で来ると思うけど、全員で泥くさい1点を取ってね。日本シリーズに行きたいと思います」と宣言した。無類の強さを見せる短期決戦。柳田がけん引し、下克上を果たす。(中村 晃大)

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