【大学野球】ドラフト候補の立大・荘司が7回1安打11K「しっかり投げ切れた」

7回1安打11奪三振の活躍を見せた立大・荘司康誠
7回1安打11奪三振の活躍を見せた立大・荘司康誠

◆東京六大学秋季リーグ戦第5週第2日▽立大3―2東大(9日・神宮)

 立大は東大との接戦を制し、3―2でサヨナラ勝利。連勝で今季2つ目の勝ち点を獲得した。

 先発した今秋ドラフト候補の右腕・荘司康誠投手(4年=新潟明訓)が7回1安打11奪三振で勝利へ導いた。この日の最速は149キロ。4日に行われた法大との3回戦ではリーグ戦最速の154キロを記録したが、直球の調子が上がらなかった。しかし、低めに決まらなかったことを逆手に取り「逆に高めに見せる。まっすぐで決めるというよりも決める前の見せ球にした」と臨機応変に対応。スライダーを軸に11個もの三振を奪い取った。自身初の2桁奪三振に「決め球がいいコースに決められていたので。しっかり投げ切れたのが1番かなと思います」と振り返った。

 開幕当初は調子が上がらず、苦労の連続だったが「前回(法大との3回戦)にリリーフで登板して感覚は悪くなかった。よく保ったままというのを1番に意識した」と本来の力を取り戻す投球を見せた。溝口智成監督は「まだまだ本調子ではないと思いますし、球のスピードももう一段のはず。その中で四球は1つ(記録では2つ)でよくなってきている部分」と話し「代打の選手に打たれてはいけない。あそこでしっかり三振を取れるピッチャーだと思っている」と声をかけた。

 8日に行われた1回戦に引き続き、視察した日本ハム・稲葉篤紀GMは「長いイニングを投げているのは初めて見たけれど、変化球もしっかり投げられていてストレートも早い。もっともっと伸びる可能性がある」と評価した。

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