【女子野球】応援してくれる人に何とか結果を、はつかいちサンブレイズが全国大会初勝利

スポーツ報知
至学館大打線を2失点で抑えた磯崎由加里(カメラ・軍司 敦史)

◆報知新聞後援・第18回全日本女子硬式野球選手権大会第1日(8日、坊っちゃんスタジアムほか)

 高校以上の28チームが出場する女子硬式野球最高峰の大会が8日、松山市で開幕。2球場で1回戦が行われた。元女子プロ野球選手らを集めて広島県廿日市市で今年創設、初出場の「はつかいちサンブレイズ」は至学館大(愛知)を逆転で破り、全国大会初勝利を挙げた。

 厳島神社にまつられている3人の女神から名前を取ったという、赤ユニホーム軍団が悲願の初戦を突破した。1点を追う5回、サンブレイズは1死二、三塁の好機を作ると、三原遥がスクイズ。送球の間に二塁走者・西山小春も生還する2ランスクイズとなり逆転、さらに御山真悠の適時二塁打で1点を加えた。至学館大も直後の6回に反撃し、無死二、三塁から中谷琴美がスクイズに成功。続く大井戸莉瑚もスクイズを試みたが、サンブレイズの先発・磯崎由加里が冷静なグラブトスで抑えた。

 3年プレーした女子プロ野球から移籍してきた西山は、試合の流れを変えた走塁を「忍者になった気分でした。ピッチャーが私に気がなかったので、これは行けると思った」と振り返り、元日本代表エースで数々の修羅場を乗り越えてきている磯崎は「なんとか最少失点で抑えられた。初年度で優勝したいという、みんなの気持ちがより強く出たのかなと思います」と喜んだ。

 サンブレイズは元女子プロ野球の岩谷美里監督の下で16人がプレー。いずれも元プロ野球や強豪チームからの移籍した、名のある選手が集まった。廿日市市は女子野球を町ぐるみで応援する「女子野球タウン」にも認定されており、地元企業で働きながら野球できる環境も充実している。しかし8月下旬に行われた、この大会の予選を兼ねた全国クラブ選手権は初戦負け。かろうじて中四国連盟の推薦で出場を果たした。岩谷監督は「応援してくださる方々に何にも結果を残せていなかったので、今日は何としても勝ちたいと選手に伝えていました。明日以降に勢いがつけば」とナインをたたえた。

 次戦は9日に履正社高(大阪)と対戦、決勝は11日に行われる。

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