【女子野球】このユニホームでまた試合ができる…コロナで夏大会途中辞退した神戸弘陵が復活1勝

スポーツ報知
5回の猛攻にベンチを飛び出して喜ぶ神戸弘陵ナイン(カメラ・軍司 敦史)

◆報知新聞後援・第18回全日本女子硬式野球選手権大会第1日(8日、坊っちゃんスタジアムほか)

 高校以上の28チームが出場し女子硬式野球の頂点を争う国内最高峰の大会が8日、松山市で開幕。2球場で1回戦が行われた。今夏の全国高校選手権期間中に部内でコロナ陽性者が広がり3回戦で出場辞退、連覇を逃した神戸弘陵高(兵庫)は、一度は引退した3年生もメンバー入りしたチームで出場。18年優勝チームのハナマウイを逆転で破って2回戦に進出した。

 コロナで終わってしまったチームが2か月ぶりに復活した。スタメンに名を連ねたのは前エースの日高結衣、前主将の正代絢子ら3年生9人に、現主将の三村歩生(2年)の高校選手権メンバー。2か月半ぶりの公式戦で6回1失点と好投した日高が「今日は調子が悪くて思うように行かなかったですが、味方が得点を入れてくれて気持ちが楽になりました。もう一回このチームでできることに感謝しないとと思っていました」と言えば、正代も「このユニホームでまた試合が出来ると思いませんでした。受験で来られていない子もいるなか、感謝の気持ちで打席に立ちました」と、笑顔で初戦を振り返った。

 同大会は昨年まで8月に行われていたが、10月開催の全日本クラブ選手権(千葉)と日程を入れ替え、高校からクラブチームまでの各全国大会の上位と各地区から推薦されたチームによる最高峰の大会としての色合いを強めた。出場基準も改められ、神戸弘陵は、春の高校選抜大会準優勝の成績で出場できることが9月になって決まった。すでに2年生による新チームになっているが、3年生も練習を再開、この大会を迎えた。

 この日のハナマウイ戦では2回に先制されたものの、その裏に押し出し死球で同点。3回に安藤蓮姫(3年)の左犠飛で逆転すると、5回に4点、6回に2点を加えて8―1の6回コールド勝ち。「また出られるということは無理だと思っていたんです。グラウンドで(最後の試合が)終われる。試合前の円陣では『思い切ってやれよ』と言いました。ゲーム感覚がなかったのが心配でしたけれど、点をとられても3年生らしく粘り強くやってくれた」と石原康司監督も納得する試合展開で、三村主将も先輩の姿に「新チームは打撃が課題なので、見習うことがありました。もう一緒にやれると思わなかったので感謝でいっぱいです」と語った。

 大会は11日に決勝が行われる。

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