プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は8日にセ、パ両リーグともに第1ステージ(S、3試合制)が開幕する。セはレギュラーシーズン2位のDeNAが3位阪神と横浜で対戦する。
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DeNA・三浦大輔監督(48)が7日、地の利を生かして8日から始まる阪神とのCS第1S突破を目指すと宣言した。
就任2年目で初めてCSで采配を振る指揮官は「シーズン中は、横浜スタジアムで17連勝という熱い戦いを繰り広げることができた。CSで、もっともっと熱い戦いをお見せできるように」と胸を張った。今季最もチームを勢いづかせた本拠地17連勝は、6月28日の阪神戦から始まった。阪神との今季対戦成績16勝9敗のうち、本拠地では11勝2敗、8連勝中と勢いそのままに戦い抜く覚悟を示した。
三浦監督は“開幕投手”にハマスタ5連勝中の今永を指名した。エース左腕は「今季連勝をたくさんさせてもらった。見えない力(応援)というのはこれほどあるのかと選手全員が気づかされた。感動してもらえるような投球をしたい」と言葉に力を込めた。「何としても勝ち上がって、もう一度やり返す」と意気込む三浦監督が、19年以来3年ぶりとなるCSホーム開催という追い風を生かして頂点を狙う。(宮田 和紀)