前節けがから復帰の横浜FM西村、V王手も「ベクトルは自分たちに向けて」…G大阪戦で今季19勝目へ

スポーツ報知
横浜FMのMF西村拓真

 横浜FMは8日、日産スタジアムでG大阪と対戦する。勝利かつ、勝ち点8差の2位・川崎が引き分け以下の場合、3シーズンぶりの優勝が確定。注目の一戦となるが、マスカット監督は「自分たちがどうやって彼ら(G大阪)を迎え撃つかに集中したい」と目の前の勝利のみに視線を注ぐ。

 前節のアウェー名古屋戦は、4―0と快勝。「選手たちは最後まで勇敢な姿勢でハードワークをした。落ち着いてボールを握る、支配することが見られた試合だった」と指揮官もうなずく会心の内容で白星をつかんだ。9月以降は4勝2分けと優勝争いの重圧もモノともせず、全員が開幕から常に口にしてきた”一戦必勝”のマインドで着実に頂点への道を歩んでいる。

 名古屋戦ではMF西村拓真が途中出場で負傷から復帰。9月10日の福岡戦で左足関節外側じん帯損傷(全治4~6週)のけがを負ったが、「けがをした瞬間からすぐに頭を切り替えて、自分に『治る』と洗脳しまくりました(笑い)。本当にこのメンバーで優勝したい気持ちがあったし、それに自分が貢献できるのではないかと思った」と強い気持ちで約3週間でピッチに帰ってきた。西村は自身2度目のシーズン2ケタ得点まであと1得点。今シーズン初ゴールが期待されるMFマルコスジュニオールも、前半戦こそけがなどの影響もあり苦しんだが、徐々に調子を上げており、トップ下勢の活躍にも期待が高まる。

 G大阪は暫定17位と降格圏争いの渦中にある。6月の前回対戦は2―1の逆転勝利を収めたが、タフな90分間になることは間違いない。西村は「サポーターの存在は本当に大きなパワーになる」とG大阪戦からのホーム3連戦を見据え、「タイトルは自分たち次第。ベクトルを自分たちに向けて、やるべきことをしっかりとピッチで表現したい」と力強かった。

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