「ミスした時の方が、お客さんが笑って買ってくれる。社長いいね~、いいね~!ちょうだい、ちょうだい!って。しっかりと歌えるとダメなの」
福島なまりで悠長に語るのが、通販会社・夢グループの石田重廣社長。先日都内で会見。7月にリリースした保科有里とデュエットしたデビュー曲「夢と…未来へ」が、1万枚を売り上げたことを報告した。
「全国放送の番組に出たい」と語ったところ、8月にテレビ朝日系「千鳥の相席食堂」、9月にTBS系「週刊さんまとマツコ」に出演。夢が実現するまでになった。
マネジャーを付けず、地方営業にも2人で行動するため、保科の“愛人疑惑”まで浮上している。石田社長が「僕がステージに呼ぶと、彼女が『愛人じゃありませ~ん』って出てくるんですよ。そうすると、すごくウケるの」。対する保科は「歌だけでやってきた中で、そこから何やら愛人になり…」とあきれ顔。「私と社長はお笑いの人なんですかね」と自虐的に返したが、もはや夫婦漫才のようなテンポ感だ。
「デーブイデー(DVD)」「パーテー(パーティー)」など独特の語り口を交え、和やかな雰囲気で始まった会見も、気付けば、石田社長の“独壇場”に。デュエット曲については次回作を企画。来年早々のリリースを予定しているという。
「第2弾を作りたい。中高年のヒット曲が生まれなければいけない!」どうにも疑わしさは消し去れないが、“音楽業界を盛り上げたい”という熱量は本物だった。(記者コラム)
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