【社会人野球】 ドラ1候補の東芝・吉村貢司郎が9球団に猛アピール ヤクルト1軍相手に3回無失点7K

スポーツ報知
3回無失点の東芝・吉村貢司郎(カメラ・清水 武)

◆練習試合 ヤクルト4―0東芝(6日・神宮)

 今秋ドラフト上位候補の東芝・吉村貢司郎投手がヤクルトとの練習試合に先発し、3回3安打無失点、7奪三振の好投を見せた。社会人3年目右腕は「自分の球がどこまで通用するか楽しみだった。いい感じで投げられて良かった」と声を弾ませた。

 9球団がバックネット裏から視察する前でアピールに成功した。初回に1死一、三塁のピンチを作ったが、4番・村上宗隆内野手をフルカウントから135キロのフォークで空振り三振に抑えた。その後は最速149キロを計測した直球にフォークやカーブなどの変化球を交える安定した投球を披露。3回には3者連続三振を奪った。「(村上は)スイングスピードが社会人とは全然違ったのですごいなと思いながら投げていました。抑えられて自信になった」と話した。

 視察した西武のチーム統括部編成グループ・潮崎哲也ディレクターは「総合力が高い投手。色々な球種で空振りを取ることができていた」と話し、ヤクルト・斉藤宣之スカウトは「直球の平均球速が速く、打者を押し込んでいた。変化球の精度も高い」と評価した。

 10月20日のドラフト会議が近づくが、最速153キロ右腕は「多少意識しますけど、まずはチームのことを考えてやっていきたい」と30日に開幕する社会人野球日本選手権を見据えた。

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