高校サッカー 札幌龍谷学園、創部25年目悲願の初出場は「一戦決勝」・・・北海道大会注目校紹介

スポーツ報知
横断幕を前に気勢を上げる札幌龍谷学園の選手たち(カメラ・砂田秀人)

 札幌龍谷学園が、悲願の初全道舞台で旋風を巻き起こす。男女共学となった1998年に創部も、部員が11人に満たない時期もあり、道大会には縁がなかった。15年に強化指定部となったことで有望な選手が集まり始め、今大会の札幌地区予選では、4度目の代表決定戦で初めて勝利した。3年生の保護者から新調した横断幕が贈られるなど、多くの後押しと応援に応えるべく、まずは初陣1勝を目指す。

 創部25年目、札幌龍谷学園がついに道大会のピッチにたどり着いた。過去3度はね返されてきた代表決定戦を、PK戦で制しての全道切符。DF丹野陽貴主将(3年)は「ずっと目標だったので。決まった時はうれし泣きしました」と思い返したが、出場で満足などしない。「まずは初戦突破すること」と勝利を思い描いた。

 苦難からの船出だった。創部7年目の04年に吉野修監督(42)が就任した時、選手は7人。公式戦には他部員を借りて出場し「FWが野球部のレフトとかだった」と吉野監督は笑った。グラウンドは土で使用できるのも半面。2ケタ失点で負けることも珍しくなかった。

 風向きが変わってきたのは強化部に指定された15年。校外のグラウンドを借りる費用は学校が補助し、マイクロバスも購入。実戦機会が増えた。現3年生は札幌元町中で道大会出場経験のある丹野主将ら3人が一緒に入学するなど、着実に力をつけ、札幌地区の壁を破った。吉野監督は「1回出るのがこんなに大変だとは思わなかった」と振り返った上で「本当に向上心のある子どもたち。サッカーを通じて学校の教育目標の『精進努力』などを実践してくれた」と頑張りを評価した。

 今大会に向け、3年の保護者が横断幕を初めて作製。「一戦決勝」と記された周囲の思いも胸に、イレブンは戦いに向かう。丹野主将は「本当に仲のいいメンバーなので、コミュニケーションは取れている。大会までにもっと成長して臨みたい」と言った。培ってきたものを、夢に見てきた舞台で発揮し、新たな歴史を打ち立てる。(砂田秀人)

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