Snow Man「メッチャ会いたかったー」全国ツアー横浜公演初日1万5000人熱狂「雨ん中サンキュー」

スポーツ報知
ライブで熱唱するSnow Man(カメラ・小泉 洋樹)

 Snow Manが5日、横浜アリーナで全国アリーナツアー「Labo.」(8都市35公演)横浜公演初日を迎えた。売上87・9万枚で、今年の上半期シングル1位の「ブラザービート」や2ndアルバムのリード曲「JUICY」など全29曲を披露。研究所を意味するツアータイトル通り、数々の仕掛けで1万5000人のファンを熱狂させた。

 九色のペンライトが揺れる中、甘い声が響き渡った。「メッチャ、会いたかったー」。ラウールのかけ声を合図にメンバーは滑り台を滑り、ステージに登壇。いきなり披露した「ブラザービート」では歌詞を替え、渡辺翔太が「横浜、最後まで盛り上がっていこうぜ」と叫び、宮舘涼太も「雨ん中、サンキュー」と呼びかけ、会場を熱狂の渦に包んだ。

 デビュー3年目、加速度は増すばかりだ。昨年末にNHK紅白歌合戦に初出場。今年は上半期シングル1位の「ブラザービート」をはじめ、オリコン上半期アーティスト別セールスランキングで約60億円を記録するなど、名実ともにトップアイドルの座に君臨した。それでも変化を恐れないのが強みだ。

 今年度初の2週連続1位を獲得した2ndアルバム「Snow Labo.S2」(92・7万枚)をひっさげたツアー。同作同様に、今回のライブは「決まったイメージを作らずに、バラエティーに富んだ音楽ジャンルや新しいことにトライしていく研究所(ラボ)」の意を込めた。演出を手がけた深澤辰哉は「Snow Manといえばパフォーマンスですが、よりファンの人とコミュニケーションを図りたい」。会場を周遊するトロッコに乗る回数を増やし、「HELLO HELLO」では客席の合間の通路を歩いてみせた。所狭しと会場を駆けた目黒蓮はにこやかに笑いかけ、佐久間大介は何度も手を振った。アンコールでは、高さ12メートルのムービングステージに乗り込み、2階席の目の前を動き、会場全体を“特等席”にしてみせた。

 MCでは、インスタグラムの開設も発表。向井康二は「また違った一面を見せられたら。ファンと楽しい時間を共有したい」と語り、終演後1時間でフォロワーは40万人を超えた。ラウールと目黒を除いた7人がデビューまでジャニーズJr.で10年以上活動しただけに、トップの座にも浮かれることなく、安住を求めない。

 屈指の人気を誇る一方で、昨年のツアーから増えた会場は静岡のみ。深澤が「一歩ずつ、飛び級せずに。そういうグループだと思う」と言えば、阿部亮平も「少しずつ輪を増やしていきたい」と重ねた。リーダーの岩本照は「おのおのの磨きたい部分を磨きつつ、Snow Manとして結集した時に“愛”を持って、締められるところを締める。それは月日がたっても変わらずに」。“九人九色”でありながら“九位一体”。Snow Manの天下はまだまだ続きそうだ。(田中 雄己)

芸能

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×