◆東都大学野球2部秋季リーグ戦 第4週 第1日 ▽東農大1―0専大(4日・等々力球場)
東農大が首位の専大にサヨナラ勝ちで先勝した。
先発した鶴田克樹投手(4年=下関国際)が140キロ台前半の直球に多彩な球種を交え、9回をわずか3安打で完封。今秋ドラフト上位候補の専大・菊地吏玖投手(4年=札幌大谷)に投げ勝った。打線は9回2死満塁から暴投で得点。サヨナラ勝ちに鶴田は「ホッとした。終わって疲れが一気に出ました」と汗をぬぐった。
強気のインコース攻めが光った。外の変化球で打ち取るのが鶴田の投球スタイル。しかし、「それだけでは1試合は通用しない」と左右関係なく打者の懐をえぐり、打者に的を絞らせない投球を習得。今季はここまで36イニングを投げて、自責点はわずかに2と抜群の安定感を誇っている。今季3勝目を挙げた右腕は「粘り強く投げられるようになってきた」と胸を張った。
専大に今季初黒星をつけたが、優勝に向けては負けられない戦いが続く。鶴田は「とりあえず目の前の試合を全力でやりたい。どんな形でもいいから勝ちたいと思います」と意気込んだ。